1月は22日から30日まで日本へ出張していました。

着いた夜は仕事絡みではない友人2人とのディナー。
私の大好きな隠れ家系(?)のフレンチに行きました。

極寒の上野公園をとぼとぼ歩いてたどり着いた上野桜木にある一軒家レストラン。かつては金曜の夜なんて前週からじゃないと予約はできない店だったのですが、なんと同じ金曜なのにお客さんは私たちともう1組だけ。

メニューも心なしかお値段安め。
ワインはボトルでしか頼めなかったのに、お手頃ハウスワインをグラスでいただけるようになっていました。

で、お次は知人の経営している銀座の飲み屋へ。
ちなみにおねえさんは居ないフツーの店です。
昔のおねえさん(知人)は居るけど・・・

どこのタクシースタンドにも30台ぐらいタクシーが並んでいます。

上野も銀座も、何よりも人が歩いていない!
知人の店は7丁目にあるので付近は高級クラブが乱立しているのですが、かつてはこの時間帯はそろそろ帰るお客さんを見送るホステスさんたちで賑わっていて、ちょっと別世界だったのですが、その数すらも激減。

ホステスさんが減ったのではなく、お客さんが減った結果でしょう。だから帰る客もぽつりぽつり・・・

「今は終電に間に合うように帰るのよ」
と知人。だからタクシーは深夜でも簡単に拾えるのだそうです。

雑誌には「今夜もおうちごはん」「彼を呼んで手作りディナー」その他、いかに家計を切り詰めるかのノウハウが満載。ファッション誌でも基本は「安カワ(安くて可愛い)」系ファッションの特集で、3千円のトップスとか5千円以下のワンピースとかの特集。

高級ファッション誌でも「安いけど高そうに見える服」だの・・・え〜い、往生際の悪い編集め!と思わず思ってしまいましたが、まあこれも読者層と経済環境を考慮しての苦肉の企画でしょう。

そして・・・遅ればせながら30代に入ってからようやく運転免許を取った我が弟。

「で、車なににするの〜?」
「いや、買わない」
「だって免許取ったでしょ」
「あれは写真付きの身分証代わり」
絶句・・・・・・・・・・・・・

身分証として使うために何十万も自動車教習所に払うことに経済合理性があるかどうか私には全く理解できないのですが、必要な時にはレンタカーがあるから良い、のだそうです。

う〜ん、消費性向は私が日本に居た時代と全く異なっています。

まあ、バブルで浮かれていた我々の世代と異なり、個々の価値観のもとで選択して節約しているならいいのですが。

何でもかんでも他人と競って上を目指していた競争世代と違うんですね。私が新卒で就職した頃なんて、大学の同期(女子3%の大学なのでほぼ全員が男子)なんて初年度夏のボーナス頭金にして皆、車買ってました・・・(泡・泡・泡)

質実剛健になったのならそれはそれで社会の成長なんでしょうが、それ以上に本当に景気が悪い、先行き暗い、デフレの嵐、昇給なしでボーナス減額、だからモノが買えない・・・のが現状のようでした。

三次会はお決まりの昭和通り沿いのデニーズ。
ここも大半の食事メニューが800円台。
企業努力してるな〜、とちょっと感心。

今回の滞在の極めつけは、TOSHIBAの1GBのノートブックPCが43,000円で買えてしまったこと。加えてポイントカードには7000円分のポイントがついて、しっかり免税手続きも取ったから、ここでも2000円少々バックされました。

ということは差し引き3万代で買えてしまったということ。

う〜ん、情勢の変化に文句を言わずにただひたすら企業努力で自らを合わせていく日本人の頑張りと従順さには頭が下がるけど。

これで本当にいいんだろうか・・・

かなり複雑な思いを重ねた滞在でした。