国際都市シンガポールで暮らすコンサルタントの異文化日記

アジアの玄関シンガポールに暮らして20年余。 海外就職→転職→日本(逆)駐在の波乱万丈を乗り越えてシンガポールに経営コンサルティング会社を設立。 異文化というAWAYでの戦いを日々楽しんでいる日本人女性経営者の異文化日記です。

ホームページをリニューアル!

ここ数年、いくつかの会社に経営参加したり、プロジェクトが重なったりと、忙しい年が続いていました。

ホームページもリニューアルしないとなぁ、と思いつつ、制作者のデザイナーさんが日本へ帰国した後は連絡が取れず(これって海外在住者にはつきものの悩み)、そろそろデザインも一新したいと思っていた矢先にマルウェア攻撃で撃沈しました。。。

WordPressの旧いバージョンはセキュリティが甘かったようで、ある日、見知らぬ投稿でウェブサイトが改造されており、即座にサイトクローズ。

海外で日本語でウェブサイトを作ってくれる人を(安価で)探すのは結構大変なのです。
いずれは帰国するという方が多いし、退職後まで追いかけてお願いするわけにもいかないですからね。

ということで、ホームページビルダー21をAmazon Japanから取り寄せ(これが4日で届いた!)、自ら作ってみることにしました。出来栄えの評価はともかく、会社創業時に比べてこういうものも比較的簡単に作れる時代になりましたね。

制作は終盤に達しており、近日公開できそうです。

これまでホームページは会社案内として使っていたに過ぎず、発信のツールとしては重要視していませんでした。その発想は転換が必要だなぁと思いつつ、この仕事が一段落したら。。。などと思っているうちにマルウェア攻撃!

ま、これでリニューアルの機会を与えられたと考えるあたり、楽観的なのか甘いのか。

思えば個人事業主(株式会社に転換する前)として2008年に人材紹介業を立ち上げた時、半年後にリーマンショックがあり、採用凍結に見舞われました。しかし、それを契機にそれまでの経験とネットワークをもとにビジネスコンサルティングに幅を広げることができました。

採用事業でお世話になったクライアント様が、新規進出の会社を紹介してくださり、ビジネスモデルの相談や政府との折衝などをお手伝いするうちに内容を体系化することができました。もともと会計・財務の勉強もしておりましたし、以前勤務していた会社では山のような契約書を和訳する機会が多くあり、そのたびに社内の弁護士からシンガポールの法制度、法解釈を叩き込まれました(理解できていないと正確に訳せませんからね)。

エグゼクティブサーチ会社に勤務していた時代は幅広い業界の知識をクライアント様と候補者から得ることができましたので、進出企業様のビジネスを理解することも容易でした。

リーマンショックで採用事業が中断された半年あまりは、シンガポールの法律事務所の日本企業担当として、弁護士と共に様々な契約書の作成をしたり、IPOに関するプレゼンテーションや準備を手伝いました。これもその後に役立ちましたね。

海外で起業する場合、何が必要な資質かと問われることがありますが、「判断力と行動力」、そしていつも「走りながら考えることができること」と答えています。滞っている状況の中でも学べることは学ぶ柔軟さも必要だと思いました。

ま、マルウェア攻撃にあったことはリスク管理の問題で、これをポジティブな契機と捉えることにはかなり無理がありますが、へこんでいでも始まらない、という腹をくくる大雑把さが異文化の中では必要なこともまた事実だと思っています。

さて、昨年は11月に内閣府主催のシンポジウム「アジア・太平洋 海を越えて活躍する先輩女性たちの魅力〜起業家と企業人の世界から〜」にスピーカーとして出席させていただきました。事前にいただいた取材記事もまもなく内閣府ホームページに掲載される予定ですので改めてご案内しますね。

起業して今年で9年目に入りました。シンガポール在住歴は21年になります。

いつの間にか経験を語る機会をいただけるようになりましたが、まだまだ変化し続けるこの国では自分も日々生まれ変わっていかなければなりません。勉強することも山とあります。

今年は本業のコンサルティング以外にもいくつかの新規事業に参画する機会もありそうです。クライアント様の事業に携わるのとはまた違う緊張感を抱いて時を待っています。

最後までお読みくださりありがとうございました。

近日、またお会いしましょう!

謹賀新年 2014年もよろしくお願いいたします

明けましておめでとうございます。

約1年振りのご挨拶になってしまいました。
ご無沙汰を改めてお詫びいたします。

昨年は本当に公私ともに色々なことが起きた1年でした。

愛犬のロンちゃんがリンパ癌で8カ月の闘病生活の後、最後は安らかに旅立ちました。
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写真は旅立つ3ヶ月半前、知人の写真家に撮っていただいたロンと私です。癌の末期とは思えぬ笑顔です。

それも、先にお知らせした関西ベンチャー学会へ私が出席した出張の帰りを待っての3月17日に永眠。5年間、我が子のように慈しんで育ててきた私への彼なりの恩返しをしてくれたのでしょうか。住み込みのメイドさんによれば、前日までは意識も朦朧としていたそう、それでも仕事は仕事だからと意を決して出かけた私が帰宅したとたん、上体を起こし尻尾まで振って迎えてくれたのです。本当に動物も家族となれば気持ちが伝わるものですね。


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と、まずは悲しい出来事のご報告になってしまいましたが、その後、ビジネスの方では多くの収穫をいただきました。

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さて、当社の場合、会社設立の手続き代行以上に、その先の事業構築のコンサルティングに力を入れているのですが、大型案件だけでも4件のプロジェクトを手掛けさせていただいました。 案件によっては2年がかりで市場調査から始まり、進出決定、関係諸機関への訪問、事業ライセンス取得、事業用地決定、人材採用、広報活動、顧客開拓と多くの領域でサポートし、お客様の事業がようやく回り始めたところです。 今、また新たなご紹介をいただき、来週は本社からの方々とお会いし、シンガポールに進出することの優位性についてお話をさせていただく予定です。

お客様の会社がようやく会社らしくなって、様々なメディアに広告などが載り始めると、「ああ独り立ちしたんだなぁ」と、まるで我が子の成長を見守る母親のような気持ちになってしまいます。 勿論、その先もやはり我が子(?)ですから、その成長に寄与する機会はできるだけ作って差し上げたいと、ご契約が終了してからもお客様を紹介したり、情報を送ったりしますので、末長いお付き合いをさせていただく結果になります。これはまさにコンサルタント冥利に尽きるもので、こうして真に価値ある人脈が創られていくのだな、と感謝の思いに至ります。

さて、昨年6月には、かねてより単体プロジェクトで協業関係にあった(株)スコラコンサルトのアジア法人、Scholar Consult Asia Pte Ltd の設立が行われ、同社の取締役に就任いたしました。『トヨタ式最強の経営』等の著者であり、組織風土改革の第一人者である柴田昌治が27年前に興した会社のアジア法人です。

グローバルリーダーの育成が叫ばれる中、リーダー育成の重要性を認識しつつも、優秀人材への一点投資ではなく、組織全体が経営者目線で物事をとらえて仕事をしてゆく姿勢の重要性を、私自身、長年考えてきました。柴田のもと、2年間をかけてシンガポールでいくつかのプロジェクトに携わらせていただいた結果、同社のアジア進出は意義あるものだと強く認識し、本社経営陣と協議の結果、ついにシンガポールへの進出に至りました。

9月にはRepublic PlazaのTower Clubにて開所式を行い、当地の日系企業のマネージングディレクターの方々50名以上のご出席を賜り、いよいよの船出となりました。 私としては、自身の会社であるPrime Business Consultancyとの兼務になりますが、本社の取締役が3週間ごとに来星し、共にお客様を訪問し、プロジェクトを進めておりますので、自分だけが指揮官になっている自社での仕事とは異なり、久々にチームとしてフラットな関係の中で仕事をする喜びを感じています。 このバランスを大切にしながら、それぞれの会社のシナジーを最大化できるよう努めてまいりたいと思います。

昨年は前年同様、様々な場所でお話をする機会をいただきました。

まず、2月には通算2回目となる日本の国立大学の大学生の方々を対象にしたグローバルキャリアについての講演。今年3月に3回目を行います。

3月には関西ベンチャー学会のパネリストとして、アジア進出を考える関西のベンチャー企業の経営者の方々の前で、アジアでのビジネスについて幅広くお話をさせていただきました。

4月、5月は日本からの流通業界団体、議員さんの海外視察、一部上場企業の海外研修での講師等で慌ただしく過ぎ、6月には先に申しましたスコラ・コンサルト・アジア社の設立。

11月には通算3回目となる日本の私立高校の海外研修講師。また、同月、九州経営塾の海外研修の講師もさせていただきました(写真)。

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こうした機会は、発信の機会でもあると同時に、普段なかなかお会いできない方々にお会いできる貴重な機会。こうしたご縁から次のビジネスに繋がっていくものです。それは最初から信頼関係のある中でスタートしますので、多くが実りあるビジネスに繋がります。これも本当に感謝!ですね。

さて、11月の最後の週と12月は激動ともいえた1年間を振り返って少しのんびり過ごしました。11月末は久々に休暇らしい休暇として、プーケットに5日間出かけました。日本への帰省は常に出張の機会にほんの数日ほど、その他、海外に出るのはほぼ全て仕事がらみでしたから、こうした100%の休暇は考えてみると3年前のイタリア(ローマ、フィレンツェ)以来です。

12月はやりかけていた仕事を片付け、年末はインドネシアとマレーシアで休暇を過ごし、と言っても、その間、どこにいてもPCで毎日仕事をするのは自営業の常、しかしそれなりに気持ちに余裕のある中、今後のビジネスにつしても多くのアイディアを得ることができました。

今年はこのブログにももう少し力を入れてまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとりまして、実り多き幸せな1年となりますことを心よりお祈り申し上げます。


川村 千秋
Chiaki Kawamura
Managing Director, Prime Business Consultancy Pte Ltd
Director, Scholar Consult Asia Pte Ltd












「ローカルからグローバルへ」関西ベンチャー学会にパネリストとして参加します

あっという間に新年に入りました。

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

年明けから複数のプロジェクトに追われて忙しい毎日です。
今年は色々と発信する機会を既にいただいており、非常に刺激的な1年となりそうです。

2月には日本の国立大学の海外研修の一環として、シンガポールでグローバルキャリアに関するお話をさせていただきます。

昨年に次いでの2年目で、昨年は比較的シンガポールの概要説明、私個人の起業経験を中心とした話でしたが、今年は更にフォーカスを絞って人間としての国際競争力の高め方、グローバルキャリアを自ら描けるようになるには、という点でお話をさせていただく予定です。

次世代を担う方々とこうした話ができることは、私にとっても良い刺激、励ましになりますね。


また、3月16日(土)には大阪にて開かれる関西ベンチャー学会第12回年次大会にお招きいただき、パネルディスカッション「ローカルからグローバルへ〜グローバルベンチャーへの道〜」のパネリストとして発言させていただく機会を賜りました。

この大会は学会の会員に限定せず一般の方の参加も可能ですので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

『関西ベンチャー学会 第12回年次大会ご案内・参加申し込みはここをクリック』

失われた20年ともいわれる長期停滞の根本的な原因の解明と、1980年末の冷戦終結以降の経済グローバル化へ対応した経済産業構造改革の遅れ、近年の国内市場の縮小から海外に活路を見出す戦略。そして、こうした新しい戦略のもとで成功している例は、むしろ大企業よりも中小・ベンチャー企業が多いという事実・・・

こうした中から今後の日本企業の新しい可能性を探るという興味深いテーマです。

アジアビジネスを多く手掛ける(株)ブレインワークスの近藤社長、阪南大学准教授の関先生、(株)ジャパン・ファームプロダクツの阿古社長とともに、唯一海外からの出席者として参加させていただきます。

思えば、プラザ合意後の急激な円高を受けて日本企業は海外に製造拠点をシフトしました。
かつては安い人件費を求めてアジアに進出した企業も、アジア市場の急速な成長、個人消費力の向上を受けて、単に「アジアで作って欧米で売る」モデルから「アジアで作ってアジアで売る」モデルへ切り替える時代になっています。 そうなると短期的なベストプラクティスを求めての進出ではなく、中長期的に現地に根付いた経営が求められるようになってきます。

プラザ合意の1985年、私はまだ経済学部に籍を置く大学生でした。
あれから30年弱が過ぎようとしている今、アジア市場に対する日本企業の在り方も変わりました。
同時に、最近の領土問題に端を発した中国での暴動、今週はアルジェリアでの邦人殺害事件など、海外事業にまつわるリスクは改めて認識されてはいますが、それでもこの潮の流れは誰にも止められないと思います。

であれば、海外、アジアに「勝ちを取りに行くにはどうするべきか?」。

私がシンガポールに暮らした過去17年間に、アジア通貨危機、SARS、リーマンショックと三度の大きな経済危機が発生し、そのたびに倒れる企業、生き延びる企業、危機を糧にしてのし上がる企業を見てまいりました。

海外からのパネリストならではの視点を持って、学会に貢献できればと願っております。

ご興味を持たれた皆様、では、会場でお会いしましょう!


2012年を振り返って〜感謝とともに

ツイッターというものに馴染んでから、それを言い訳にブログの更新を怠っていました。
御無沙汰のお詫びから始めますことをお許しください。

あっという間に2012年も年の瀬となり、ほぼ1年振りにブログを書いています。

おかげさまで今年も仕事においては充実した1年を送らせていただきました。
日本からの進出企業関係のプロジェクトが多かったですね。

昨年は3.11の影響か、日本国内のリスクヘッジのためにとりあえず拠点設立しておくという中小企業のお客様が多かったのですが、今年は事業計画をしっかり練って進出を考えるお客様が増えたように感じます。

シンガポール拠点設立には節税効果も含め様々な利点がありますが、一方、高額なオフィス賃料、人件費その他、固定化する事業コストも高いという現実の認識も広まったのだと思います。

また、小売市場としては規模的に限界がありますし、外国人労働者への就労ビザの発給制限も影響したせいか、進出してくる業界にも変化が見られました。当社が関わった限りにおいては、B to Bの方に比率が高まったように感じています。

シンガポール政府の政策を充分理解した上で、生産設備を伴う大規模な事業拠点としてではなく、戦略的拠点、インテリジェンス・ハブとしてシンガポールを捉える重要性が再認識された様子でした。

当社は会社設立手続きだけでなく、進出形態のご相談から設立手続き代行、その後のビジネスが確立するまでの各ステージで様々なお手伝いをしております。EDBをはじめとする関連政府機関に対してしっかりとしたネットワークを持っていることも強みです。

実質的には既に進出しているビジネスでも、従来の代理店経由の販売から直販への切り替え、それに伴う市場調査から事業継承デューデリジェンスを経て、その後の組織編成のアドバイザリーも行います。今年はこうしたプロジェクトを2件、手がけさせていただきました。ひとつはシンガポール国外も含めたプロジェクトでしたので、各国のアフィリエイトコンサルタントと協業しながらの作業でした。

10月末には例年通り、GES Global Business Leaders Summitに出席し、ASEANを中心とした各国の政府関係者、ビジネスリーダーとのネットワークをリフレッシュする機会をいただきました。毎年、セントーサ島で3日間にわたって行われるサミットで、経済展望の基調講演から始まり、パネルディスカッションや地域経済ごとの分科会など、今後のアジアを予測する上では大変有意義な機会なのですが、毎年500名を越す参加者の中で日本人と出会うことはまずないというのが残念でもあります。003

昨年は日本の銀行がスポンサー企業として出られましたが今年はそれもなく、また、話し合われるトピックに日本の存在を感じさせるものはほとんどないという状態を見ると、日本のガラパゴス化はかなり深刻なところにまで来ていると感じざるを得ませんでした。

政界におけるリーダーの不在、焦点の定まりきらないグローバル化、日本という国自体のマーケティングの弱さなど、どの国であっても単独では戦いきれない今の時代、日本は孤立の道を進んでいるように感じました。

これだけの技術力を持つ国でありながら、それを海外に売り込んでいく力、それも営業力などという一辺通りのものではなく、戦略的アライアンスを組み、他者と協業して『足し算ではなく掛け算で』ビジネスを進めていく大胆さやスピードなど、IMDをはじめとするいくつかの競争力ランキングにおいて、日本が生産性やビジネス効率において、80年代を最後に20位近辺に転落している実態を認識させる体験でした。

また、今月8日には東証第一部上場企業の幹部研修会の講師として半年ぶりに帰国し、大阪本社にて常務以下役員の方々20名を前に、組織のグローバル化について講演をさせていただきました。

シンガポールにおいても大学や高校のシンガポール研修にお招きいただき、海外在住者の視点から今の日本を捉えたり、グローバル人材育成についてお話をさせていただく機会を多くいただきました。今年だけでもこうした講演機会は8回にのぼりました。

次回は3月に関西のビジネス関係の学会にパネリストとして出席をさせていただく機会をいただいております。

シンガポールの在住歴も17年目に入り、日本が失われた20年と自らを形容する間に、アジア通貨危機、SARS、リーマンショックと3度の大きな経済危機を乗り越えながら刻々と成長を遂げるシンガポールで仕事を続けている私の視点は、日本にいらっしゃる方々にとっては新鮮に感じられるようです。

求めずともこうした講演機会をいただけたことは、私にとりましても励みになり、自らの半生を振り返る機会も与えていただきました。

グローバル化という言葉は日常的になりましたが、では自社そして自分個人にとって何がグローバル化なのかという点を突き詰めて考える機会はなかなかないのではないでしょうか。自社が求めるグローバル化について共通認識を持てないまま出航してしまった企業は、これから『グローバル化プロジェクト』なるものにいたずらに翻弄されるばかりで、そこから生まれる利益を充分享受できずに疲弊してしまうリスクも秘めています。

17年間をかけて様々な国籍のマネジメントの下で働き、自らをグローバル化してきた実体験をもとに、これからは組織、個人の両側面から世界のどこに行っても通用する日本企業、日本人の育成を目指して発信を続けていきたいと思います。

来年上旬には本の出版も決まりました。

詳細はまだ明かせませんが、今回の日本出張では出版社の方々とも打合せを行い、来年のできれば早い時期に出版をしたいと考えております。

そういうわけで今年は年末年始も返上。プロジェクト業務の合間にせっせと原稿を書く毎日となりそうです。

皆様の1年はいかがでしたでしょうか。

それでは、良い年の瀬、そして新年をお迎えください。
今後ともよろしくお願いいたします。

Twitter:ビジネスとは関係ないことも呟いていますが、ご興味のある方はどうぞフォローしてください。chiakikawamuraでご検索ください。

ビジネスタイムス発行『The SME Magazine』の取材をいただきました

先にお知らせした日本企業のシンガポール進出を支援する『ジャパンビジネスコリドー』に関連してビジネスタイムスより取材を受け、このたび同社が発行する隔月誌  THE SME MAGAZINEの1月号に記事が掲載されました。

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ビジネスタイムスの記者の方とは数社合同の記者会見の日程が合わず、後日ご来社いただいてお話をしたのですが、時間をかけた甲斐があって非常に幅広い取材のもと5ページにわたる記事になりました。

近日中に当社のホームページの『メディア掲載』ページに日本語訳と共にアップロードします。

お楽しみに!




明けましておめでとうございます

皆様、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。

炬燵に入って美味しいミカンを食べながら家族と談笑・・・といきたいところですが、ここは常夏シンガポール。私は11月、12月と連続して日本出張が入り、その際にほんの数日ですが静岡の実家に顔を出してきましたので、年末年始はシンガポールで実に『いつもと変わらない地味な毎日』を送っていました(笑)。

それでもNew Year’s Dayの昨日は、10月にセントーサ島で開催されたGESリーダーズサミットで知り合った人達と持ち寄りパーティをしてお祝いしました。皆、仕事で忙しくしているうちに休暇を取り損ねたり、気付いたらフライトが満席になっていたり、と、少々哀しい理由でシンガポール残留を決めた面々。

国籍は米国、イタリア、ロシア、オランダ、ブラジル、香港(近いんだから泳いででも帰れば〜?)。シングルだったり家族連れだったりと様々。

私は今や全国的な名物になったと県民だけは固く信じている『静岡おでん』を作って参加しました。お鍋のふたを開けるなり、皆、一斉に「おぉ、ヨントーフ(シンガポール・マレーシア料理で確かにおでんに似ている煮込み料理)!」。結構、好評でしたよ。鰹節といりこできちんと出汁を取ったんですよ!

デザートはシンプルに白玉あずきを作りました。
これは作り置きするとベタつくので、友人宅のキッチンをお借りしてその場で白玉粉でお団子を作って茹でて・・・茹であがるとふぁ〜っと浮かんでくるのをロシア人の大男のW氏が金魚すくいのように楽しんでいました。白あんに抹茶を少しまぶして二色にしたのですが、なぜか皆、「おぉ、ワサビフレーバー!(違うでしょっ!)」。

夜中までワイン、シャンパン、日本酒、ビールと各国のお料理を皆で楽しみました。
時折、それぞれの母国の知人から時差の関係で的外れな時間にHappy New Year のメッセージが入ったり。
ああ、異国にいるんだなぁ・・・と、皆実感したのではないでしょうか。
それでも、こうして仕事を離れて色々と話せる間柄になった友人が大勢いることを幸せに感じました。

今年の抱負?

昨年、頑張って種まきをしてきた仕事を実らせることです。
先にブログでもご紹介した、日本企業のシンガポール進出を包括的に支援する『ジャパンビジネスコリドー』、シンガポールの日系企業の現地化促進を目指す『スコラ式コンサルティング』、そして、人材紹介も更に充実させたいですね。こちらも昨年、日本の大手人材紹介会社と提携しましたので守備範囲が広まりました。

昨年は幸いなことにこちらから求めずともこうしたビジネスパートナーとの縁が自然発生してくれました。
時間をかけて話し合いを重ね、それぞれとの信頼関係を構築してきました。良い意味で、流れに任せてきたことで良い結果が出たのですが、今年はそれぞれのビジネスでの自分の立ち位置もはっきりしていますから、もっとフォーカスをしっかり絞って狙った成果を成し遂げていきたいですね。

そしてプライベートでは・・・

幼少の頃から20年も続けたクラシックバレエの再開、親が先生というだけで叱られつつも15年ぐらいは続けたピアノ(才能は実にゼロでしたね)、そして周囲に勧められながらも二の足を踏んでいたゴルフ・・・のいずれかを始めるんだ、と心に誓ったのは1年前のお正月でした(笑)。

現実的な判断として(更に苦笑)、ゴルフを始めることにしました。

実はゴルフセットは持っていたんですよ〜。東京駐在中に1年ほど気まぐれにレッスンを受けたのですが、とてもコースに出られる腕ではなく、その後、勧められるたびに「いや〜、やったことなくて」と逃げていました。

理論のしっかりしているスポーツは好きなんですけどね。始めるとハマるタイプなので、昨年はそのような余裕はとてもとても・・・

ということで、今年はシンガポールの日本人ゴルフ仲間で評判の高いM氏にプライベートレッスンをお願いいたしました。『ゴルフは物理』だと思っておりますので、最初にきちんと理論から入った方が良いかな、と。この方は多分その方向に強いバリバリの理系タイプです。

また、Action for Singapore Dogsでの捨て犬保護のボランティア活動も引き続きやっていきたいと思います。これは2008年から私が細々と、しかし自分なりのコミットメントを持って続けている活動です。

クライアント、ビジネスパートナーの皆様、そして多くの友人たち、大切な家族に支えられて今の自分があることを忘れずに、新しい希望の年に向かって歩んでまいります。

本年もよろしくお願いいたします。



シンガポールの中国語新聞、マレー語新聞の取材をいただきました

当社プライムビジネスコンサルタンシーとベクタースコアカード社の提携については、先日のストレーツタイムス紙以外の大手新聞社も関心を示して下さったようです。

シンガポールの中国語新聞、Lianhe Zaobaoには、記者会見当日の11月29日掲載されました。

また、12月5日にはマレー語新聞 Berita Harianの取材をいただき、翌日6日には写真入りで掲載されました。

残念ながら私は中国語もマレー語も全く読めませんので、ベクター社のスタッフに翻訳をお願いしております。

内容は先日の英語新聞ストレーツタイムス紙とほぼ同じですが、今回、「日本の中小・ベンチャー企業のシンガポール進出を支援する」という取り組みに対して、これだけ地元メディアが関心を寄せてくれているのが心強いと感じております。

それにしても英語、中国語、マレー語と大手新聞だけでもこれだけ多言語で発行されているのがシンガポール。
取材は全て英語でしたが、その発言がどのように訳されているのか・・・

シンガポールに16年も住んでいるのであれば、多少は中国語やマレー語も勉強しなければならないな、と反省した次第です。

中国語新聞 Lianhe Zaobao(2011年11月29日掲載)
Lianhe Zaobao - 29 Nov 2011



マレー語新聞 Berita Harian(2011年12月6日掲載)
Berita Harian - 6 Dec 2011







ストレーツタイムス紙の取材をいただきました

11月30日は当社にとって大変意義深い日となりました。

シンガポールの最大手新聞であるストレートタイムス紙に
『Tie-up to help Japan SMEs venture into S’pore』
と題して当社の取材記事が掲載されたのです。
ストレートタイムス11月30日掲載記事 (320x240)


シンガポール進出を考える企業の方々とはこれまで自ら多くのネットワーキング機会を作り、また、そうした機会に参加させていただきました。

しかし、常に思うのは、その多くがシンガポールを訪れて当地の日本人と交流し、名刺交換をして帰国した後それっきりになってしまい、具体的に事業に結びつく事例はあまりなかったことです。

一時の感動はその先のやる気に繋がるとは思いますが、真にこうした企業、個人の方々に必要なのは、
『それを事業化するプロフェッショナルな手段』
であると感じておりました。

同時に11月の日本出張時は、中小企業のお客様を数多く有する大手経営コンサルティング会社の船井総合研究所ともミーティングを持ち、シンガポール進出を希望する企業が数多く存在することも実感しました。

10月にシンガポールで開催されたGESグローバルリーダーズサミットに参加した際に偶然お会いした方に自分のビジネスについて紹介すると、是非、船井総研さんを訪問すると良いとアドバイスして下さり、早速、上席コンサルタントの方とお目にかかる段取りを取って下さいました。本当に感謝ですね。

その結果、シンガポール政府機関であるSPRING(中小企業庁)が20%の株式を保有するベクタースコアカードグループと正式に提携をすることになりました。

同社は世界30国でのプロジェクト実績を持ち、そのうちの16カ国に拠点を有しています。2006年から現在に至るまでSMEs(中小企業:Small and Medium Enterprisesの略)3000社、金融機関25社、政府関連団体20社そしてNGO5社のコンサルティングを行っています。

ベクター社の経営陣と (640x425)

          
          ベクター社の経営陣と


そして、このたびプライムビジネスコンサルタンシーは同社と共にJapan Business Corridor (ジャパンビジネスコリドー)というゲートウェイ構想を掲げ、具体的に日本の中小企業、ベンチャー企業のシンガポール進出の事業化までを完全にサポートする体制を作り上げるに至りました。

このプログラムを通じて進出する企業に対しては、ビジネスリスクを判断する様々なソフトウェアツールも用意されており、
「進出することが現時点で是か非か」
「何が足りないか」
という経営判断を助けることもできます。

また、3000社にのぼるクライアントをベクター社は有しておりますし、当社もシンガポール事業同盟(Singapore Business Federation)と密接な関係を築いておりますので、現地パートナーを探すための体制も万全です。

当社はこのジャパンビジネスコリドーにおいて、日本カントリーパートナーとしての役割を担います

これまで単発で終わることの多かったネットワーキングの機会が事業化までのプロセスを完全サポートできる体制によって、シンガポール進出を真に実現することができるようになります。

プレゼン中 (640x425)
プレゼン中

記者会見ではシンガポールの大手新聞3社が全て集まりました。
The Straits Times、中国語新聞であるLianhe Zaobaoそしてビジネス専門紙であるBusiness Timesです。

Business Times記者による取材は日程を別にし、ベクター社のオフィスにて2時間半におよぶインタビューを受けました。近日、特集記事のような形で出るのではないかと期待しています。

プレスの質問に答える(当社オフィスにて) (640x425)

プレスの質問に答える(当社オフィスにて)



それにしてもシンガポール人の反応は速いですね。
記事が出ると午前中から10件以上の問い合わせがあり、また、多くの知人の方々から電話やメールをいただきました。

シンガポール事業同盟のAssistant Executive DirectorであるThian氏からも、「SBFも同じ方向を向いて頑張っていく。これからも協力し合おう」との力強いメッセージをメールでいただきました。

問い合わせへの対応、ベクター社との連携をシームレスに行っていくための体制作り。

フレームワークが出来ても実際の運用に支障が出ればプロジェクトは進みません。

寝る間もないほど忙しくはなってきておりますが、多くの素晴らしいビジネスパートナーに恵まれて本当に幸せに仕事をさせていただいております。

シンガポール進出を本気で考えている企業の皆様。
ジャパンビジネスコリドーにどうぞご期待下さい。

ご質問・お問い合わせは
kawamura@prime-business.biz までどうぞ!



アウェイで戦う日本人として

最近、立て続けに学生さんに対して講演をする機会をいただきました。

先週は都内の大学のアントレプレナーゼミの研修旅行、そして今週は福岡の修学旅行の高校生でした。

その場で思いついたことだけを喋るわけにはいきませんので、それなりに準備をして伺います。
「海外で生きる日本人」「シンガポールで仕事をしている女性」という観点でご紹介いただいているわけですから、こうした立場から何を伝えれば良いのか、自分自身を振り返りながら取り組むことになります。

両校の先生方から求められたのは、「これからの日本人に求められることは」「海外で通用する国際人になるには」という視点からのメッセージでした。

私自身が果たして海外で通用しているのか国際人と名乗れるほどのものなのかは定かではありませんが、まがりなりにもシンガポールで16年暮らして、現地資本の会社で数少ない日本人として働いた後に起業して今に至っておりますので、日本国内で過ごしてきた若い方々に対して少しは目新しい視点でメッセージが送れるのではないかと思いお引き受けしました。

大学生と高校生ですから受け取り方も異なるでしょうが、海外で生きる日本人として必要な要素としてあげた点は「発信する力の重要性」そして「真のコミュニケーション力とは」という二点です。

異文化の中では、「わかってくれるだろう」という推測(または甘え)は通用せず、とにかく言葉で伝えていかなければならない。

相手が関心を示して歩み寄ってくれるのを待つのではなく、やりたいことがあるのなら自ら相手を探し、出かけて行って明確な言葉をもって伝えること。

異文化において、自らを理解してもらうための努力は最低限必要な努力であり、その先には当然Win-Winの関係が期待されなければならない、ということです。

それがなければ単なる独りよがりの自己主張でしかありません。

外国語は重要ではありますが、外国語下手を理由に相手から逃げていたのでは、海外に出ながらも所詮は日本人の中で右往左往して終わってしまうと思います。

発信力とはもちろん語学力や単に弁舌なめらかなことではありませんが、同時に言葉もまともに喋れない人間と真っ当なビジネスができるわけがないのですから、「アウェイで戦う」ことを覚悟した以上、相手の理解できる言語を習得することは基本であることも強調しました。

そして、「コミュニケーション能力」。

仕事の中で、日本から進出してくる企業のビジネスパートナーを探したり、投資家へのプレゼンテーションを代行したりということをしておりますが、その際に常々感じることは、「自分の伝えたいことと相手の知りたいことは同一ではない」という当たり前の事実。であれば、相手の立場に立って知りたいと思うことを想定し、それに対する答えを発信していかなければ伝わることも伝わらないと思います。

技術や製品の素晴らしさを語るのも結構ですが、代理店が知りたいことは「既存の製品に対する比較優位(つまり売れるか売れないか)」であり、投資家にとっては「投資金額に対するリターンの規模と時間軸(いつまでにどの程度儲かるか)」なのです。

そう言ってしまっては身も蓋もないでしょうが、ビジネスはビジネスですからそれが本音だと考えた方が良いでしょう。

もっと単純な例をあげれば、かつて進出をお手伝いした日本企業のクライアント様が日本から用意してきた英文名刺にはSales Department 2/Section 2とありました。

日本語を見ると営業二課第二チームとなっています。

その会社では国内営業が一課、海外営業が二課となっており、これまでは海外については代理店経由で販売をしていました。

このたび重要市場においては独資での進出をするということで、二課の中でそれを担当する第二チームが誕生したとのこと。

英訳は間違っていませんが、しかしこれでは外国人は何をやっている方なのか見当がつきません。
新しい相手に会うたびに、そんな社内事情を説明するのはナンセンスです。

今となっては笑い話なのですが、当時はSales Department 2と書かれた名刺を100枚持って来星されたので、急遽私がパソコンで「何をやっている人なのかわかる名刺」を作って、それを持ってビジネスパートナー候補企業を訪問をしたものです。今でもその会社の方とお会いするとこの話が出て苦笑されます。

また、海外ではその方がどこまでの決裁権を持っているのかが重要視されますので、人事上、管理職でなくても何らかのタイトルはあった方が良い、Project Leaderという表現ひとつを書き加えれば、相手にはそのプロジェクトの担当者、責任者であることが判明し、より深い話もできるでしょう。

こうしたことも異文化理解、アウェイで戦うためのルールの理解です。
しかし知識として覚えこむのではなく、「コミュニケーションを取るためには何をすべきか?」という原理原則を押さえておけば、おのずと対応策は浮かぶものです。

自己紹介ひとつをとっても、型通りの所属を述べるのではな、相手が知りたいことを先回りして捉え、それに対して自己紹介をしていくことが重要だと伝えました。

「なぜ今日、自分はここにいるか、何を伝えたいか、何を聞きたいか」という自分の期待を具体的に伝えておけば、相手もより焦点を絞った話ができるからです。

未来のアントレプレナーの皆さんには「アイディア(思いつき)→調査→仮説→検証」プロセスの繰り返しを死ぬほどやってください、ビジネスの案なんて100あってもモノになるのはごくわずか。そして、常に常にビジネスになりそうなものに関心を持って追いかけてください(その点私はもう中毒です!これを考えるとワクワクして寝付けません!)。どこでどんな人と出会ってもその縁を大切に。 どんな話にでもついていけるだけの教養の大切さなどをお話しました。

実際、欧米のビジネスマンと話していると、歴史や古典をちゃんと理解している方が多いです。

アントレプレナーゼミの学生さんとは、後半、それぞれのグループからシンガポールに根差したビジネス案のコンペが行われ、教授と共に審査員に加わりました。

クライアントの盲点を突いて事前に策を練るのがコンサルタントの仕事ですから、遠慮なく(容赦なく?)ビシバシとフィードバックさせていただきましたが、短期間で準備したにしてはどのグループも良い目の付けどころだと思いました。

発案する側に視点が傾き過ぎているのは、まだ仕方がないでしょう。
ビジネスとして成立させるには、市場への参入障壁やら優位性やら採算性やら、とにかく考えなければならないことが山とあります。

そして「予測できたリスクはもはやリスクではない」こと、「それを取りこんで練り直したプランは更に強いこと」などもお伝えしました。

私自身、まだまだ駆け出し経営者であり人様に語るような立場ではありませんが、いただいた機会は感謝して受け取り、そこで話すことのプレッシャーを自分の肥やしにもしていきたいと思います。

転んでもタダでは起きないことです(転んでいないけど・・・笑)。


そして、単純に・・・楽しかったよ、皆さん!!

次回はビジネスの場で会えると嬉しいですね。



感性の法則

先日、ふと思ったこと。

それは仕事をする間柄において、感性が似ていること、嬉しいや悲しいの感情を同レベルで共有できることって実はとても大切なことなんだな、と。

当社は大所帯のコンサルティング会社ではありません。
人材紹介や市場調査、新規進出企業の市場参入に関するコンサルティングやマーケティング、パブリシティマネジメント、会社設立手続き、会社清算や従業員解雇のプロジェクト・・・一言でコンサルティング会社といってもその守備範囲は多岐にわたります。

もちろん、その全てにエキスパートをフルタイムで雇っていたらそれなりに機動力は出せるとは思いますが、経営が成り立たない。どんな会社でも全ての分野のエキスパートに年間を通じて同じボリュームで仕事を用意できるわけがないからです。結局、いくつかの分野では経験の足りないスタッフを「社員だから」という理由で使っていかなくてはなりません。

それをしたら仕事の質が落ちますから、承るプロジェクトごとに外部のプロフェッショナルと契約をしてチームを組み、当社がプロジェクトマネジメントをする方法でやっています。分野ごとに組む相手はほぼ決まっていますが、良い意味で緊張感を持って仕事に臨めます。会議ひとつをとっても、どちらかのオフィスにでかけてやりますから、時間を決めて効率的に行います。パフォーマンスについても同様。ダメならクビになるからです。

日本は全てインハウスでやることが多いですが、専門家にアウトソースして高次元の仕事をするよう努めるのは欧米系企業ではよくあることです。それも契約という概念が確立しているから可能なことなのでしょう。

当社の体制はさておき、そういうビジネスモデルですから外部のローカルコンサルタントと一緒に仕事をする機会が多いのですが、そこでいつも思うのは、実務ができても感性が合わない相手とは120%の結果には至らない、ということです。

お互いプロですし、契約関係という緊張感のある関係ですから(パートナーとして力不足であった場合、はっきり理由を伝えてプロジェクト途中でご辞退いただいたこともありました)、段取り通り進めれば100%の結果は出せます。

しかし、それが偶発的にも120%まで昇華し、想定範囲を超えた成果が出せたことが何度かありました。
これはお互いの感性が合ったからだと思うのです。

この感性の法則が作用すれば、チームの力は足し算から掛け算になります。

この人にはこういう仕事をしてあげれば喜ぶ、彼の仕事もうまくいく。
この人にこういうことをしてしまうと、足を引っ張る結果になってしまう。

同じ言葉を同じ状況で発しても、相手により発奮する人もいれば、ただ傷ついて無気力になる人もいる。
親切でやったことが相手の領域侵害になって生産性を低下させたり、単純にお節介と受け取られプライドを傷つけてしまうこともある。

プロジェクトリーダーとして携わるときは、何がチームメンバーそれぞれのモチベーションとして作用するのか、そしてそれぞれが設けているボーダーラインがどこにあるのか。そうしたことにアンテナを高くして、早期に自分のアンテナの周波数を見極めること。これが大切ではないかと思います。

かくいう私も何度もその「周波数設定」に失敗して、相手からの電波をキャッチできなかったり、意図せずして発言したことが相手のやる気を削いでしまったことがあります。

これが比較的簡単にできる相手かどうか?
自分の感性を頼りに判断しても大きな問題に至らずに済むか?
感性が合う合わないの分岐点はそこにあるのではないかと思います。

感性は持って生まれたもので人それぞれ。変えろといって変わるものではありません。
だからこそ感性豊かな人間でありたいと願い、それを磨く努力を怠ってなならないと思うのです。













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